機内で、笑顔で優しく迎えてくれるCA。
ふとした、ものを渡す仕草が優雅であったり、お客様と話をする温かい表情であったり、お客様の思いに気づきそれとなく対応している姿、機内の安全を守る視点などが、快適な空の旅を作り上げています。そのような、CAの凛とした姿勢や美しいふるまいに美しい制服姿と航空機の格好良さが相まって、
「私もCAになりたい」
と思われた方も多いのではないでしょうか?
でも、その憧れの姿は、一朝一夕の短い期間で培われたものではありません。日頃から、自分を高める努力を惜しまず行動してきたからこその姿。だからこそ、今から意識しておく必要があるんです。
もうすでにあなたはCAへの道を歩き始めています。
では、CAになるために何があなたに必要なのでしょうか?CA歴22年、数々の仲間や後輩CAを見てきた私が、CAになる3つのポイントをお伝えします。
感じる心 ~豊かな感性は想像力から~
CAは、お客様と接する時、会話や表情、些細な動きなどから、お客様のニーズを素早くキャッチする必要があります。ところが、もし、これらから感じるものが乏しかったら、その先にお客様に何かご提案することができません。
例えば、出発間際に大荷物で機内に駆け込んでいらしたお客様に対して、どう感じますか?
「最後に来て、大荷物なんて迷惑」?
「慌てて大変だったと思うから汗だくのお客様におしぼりをお渡ししよう」?
相手の立場をイメージできる力=感じる心
それまでに自分が感じたことがあれば、同じ気持ちをイメージ、共感することができます。または、日頃から「人はどう感じるか」と意識することで感じる力を育むことができるようになるのです。
日常的なホスピタリティ ~気持ちを表現する~
日本文化は『おもてなし』=察する文化。
だからこそ、日本の航空会社では、お客様をよく観察し、心を察して声かけすることを大切にしています。相手の心を察することができても、何もしなけれれば、思っていないのと同じです。その為、相手におもてなしの思いを伝えるスキルが必要です。相手を思いやる心は、表現することで伝わり、そこで初めて心地よいと感じていただけるからです。
押し付けではなく、相手の喜んでくださることを最大限提案する
提案できるということは、様々な経験や多くの視点をアイディアの引き出しとしてストックしているんです。また、機内ではチームワークでホスピタリティを伝えることが不可欠。チームワークがなくてはCAの仕事はまわりません。そのベーシックになるものも、仲間に対する思いやりです。
「相手の喜ぶことは何か」を常に意識できていますか?
しなやかで美しい在り方 ~CAマインド~
CAは、様々な国を訪れることができる反面、フライト時間や場所を問わず、不規則な勤務。
宿泊も多く、国際線乗務の際は時差の問題もあり、体の負担が大きい仕事です。飛行機の種類によって機種資格の試験やサービスクラス試験もある上、毎回のフライトでは多くの知識が必要なため、常に自己勉強と事前準備が必要になってきます。そのような中、大切なのは折れない心でしなやかに物事を対処できる在り方=マインドです。
物事を大きく捉え俯瞰して見ること。
前向きな行動に繋げられるかどうかで、CA人生を楽しめるかも大きく変わってきます。
その『在り方』とは、理想のCA像や理想の女性像から「こうありたい」という姿をイメージし、実際の自分の姿を理想に近づけてくれる行動指針になります。
いつも笑顔で思いやりのある洗練された女性・・・
凛とした姿勢で周囲から信頼されるCA・・・
理想の姿を具体的にイメージすればするほど、『理想の在り方』は、『本当のあなたの在り方』になり、それがあなたの魅力となって多くの人を惹きつける事になります。
そのためには、理想の『在り方』からACTION PLANを作成し、CAとしての未来を描くことからスタートすることが大切です。ステップや想いが伝わるホスピタリティの魅せ方を学ぶと、感性豊かな女性となり、日常的なエピソードからも様々な想いを感じ、表現することができるようになります。
でもそれって、CAになるためだけに必要なことではないんですよね。女性として日常の幸せを積み重ねて、心からの豊かさを感じられる人生を送るために、必要なことではないでしょうか?
これら3つのポイントは1人でコツコツ体得するというより、様々な視点を持っている人から学ぶことで簡単に身に付けること ができるようになります。
CAになり、その先仕事を楽しみ、心豊かな女性となって人生を送りたいとは思いませんか?
CAになる前の今だからこそ、しっかりこのスキルを身に付けることが大切。
CA’s Precious Style Academyではこれらのポイントを丁寧にお伝えしています。