これからのCA選考は『あなたらしさ』が大切というけれど・・・
前回のコラムで
アフターコロナの時代、『あなたらしさ』がとってもポイントになってくるというお話をしました。
(そのコラムはこちら➡︎最大の武器は『あなたらしさ〜アフターコロナのCA受験〜)
現役CAや元CAの皆さまからも賛成のメッセージいただいたりして、とっても反響がありました。
やはり『あなたらしさ』は、これからの時代、より大切な選考ポイントになってくるんですよね。
「その大切さはわかったけど、実際どうしたら『私らしく』CAになれるのかが知りたい』というお声が多かったので、
今回は、『あなたらしさ』を強みに変える方法をお伝えしようと思います。
CAらしくの落とし穴
様々な方のお悩みを伺っていて、
*TOEICのスコアが600に届かない
*身長が低い
*転職歴が多い
*年齢が高い
*子供がいる
*綺麗じゃない
*体型が細くない
*ハキハキ話せない
*リーダーシップが取れない
*大した実績・エピソードがない
*自分のことを説明できない
なんていうお悩み、よく伺います。
でもこれらのほとんどは
視点を変えれば、全て強みとして言い換えることができるものなんです。
例えば、子供がいるって全然マイナスなことじゃない。
それどころか、お子さん連れのお客様のお気持ちがわかるし、母としての経験は尊いものです。
年齢もそう。歳を重ねた経験値の高さって武器がある。
それなのに、なぜこれらが『CA受験の悩み』になってしまうのか?
それは、『CAらしく』なければ選ばれないという思い込みによるものです。
その元になっているのは、今までのCA選考の噂や過去の情報、内定された方の特徴やそのエアラインのCAイメージ。
それらから『CAに内定する人はこうあるべき』という型を作ってしまっているんじゃないかなって思います。
日常の中に『あなたらしい』魅力を伝えるネタは溢れている
CAアカデミーのレッスンでお話を伺っていても、
この『CAらしさ』で自信を失っている方が多くいらっしゃいます。
でも、お話を伺っていくとたくさん出てくるんです、その方らしさを伝えるエピソード。
それは、休日に出かけたカフェでの何気ない日常の一コマからだったり、面接で言ってはいけなそうな仕事で失敗したっていう話からであったり。ご本人が、「そんな当たり前にしていたことがエピソードに?」「それ言っちゃダメだと思ってました」なんてびっくりされるほど、肩の力が抜けた日常の中にネタは溢れているんです。
そのエピソードからは、とっても魅力的なキャラクターだったり、素敵な価値観、考え方、習慣がたくさん伝わります。
これをCA選考で伝えていけばいいのだけど、なぜご本人は自分を表現する日常に気づかないのか?
気づかないのは当たり前で、ご本人は当たり前=無意識でできてしまうことだから。気にもとめていないんです。
その無意識の中に、たくさん『自分の魅力』を伝える言葉、エピソードがあるっていうこと、気づいて始めている人が、これからの厳しいCA選考の中で選ばれる人になれるんです。
この『無意識の中の自分』を、見つけるための近道は、たくさんあなた自身について質問してもらうこと。
自分で行うこともできなくはないのですが、質問が浅くなりがちです。一日だけ質問されるような単発なものではなくて、定期的に質問される環境があるとベストです。
『どうしてそうしたのか?』『それでどう感じたか?』『これからどうしたいと思ったか?』など深めていくこと、そしてCAに求められる素養を知っている人の視点を加えると、ご本人が意外に感じる話が実はCA選考で使えるいいエピソードとして引き出されることがあるんです。
TOEICなどの語学スコアも確かに大切。
でも、それは基本条件。本来大切なものは『あなたの人となり』です。
2020年、コロナ禍でCA受験までたくさん準備する時間ができました。
ぜひこの時期、あなた自身の魅力に気づき、伝える力を身につけて欲しいと思います。
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